016449 ランダム
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『きっと、出会いは運命だ。編』

「ゴールデンのブリーダーさんに連絡取りましょうか?」
店員さんは優しくそう言ってくれた。
でも私は、
「いや、ちょっと考えます。ありがとう!」と言って店を出た。

「あそこ行こう!パパ!」
車に乗って、旦那に向かってもらったのは、
毛並みの悪い、超スローなあの仔が居るショップだった。

最初にあの仔をダッコしたとき、退社後だった旦那も一緒に居た。
家に帰ってから2人で、
「本当に毛並み悪かったよね~。」
「病気みたいに見えるし、あれじゃ、なかなか飼い主が見つからないかも知れないね…。」
と話していた。
お互い、気になっていたのだ。
あの仔どうなるんだろう…と。

ショップに着いて、仔犬のコーナーに行くと、
やっぱり!
まだ居た!

その仔のケースの前にへばりついていると店員さんがやって来たので
毛並みの事や、元気が無い様に見える事等、尋ねてみた。

毛並みは、悪いのではなくてクセッ毛で、毛ヅヤが悪いとか、皮膚炎があるとかでは無いとの事。
(まぁ、皮膚炎の仔を治療もせずに店頭に出してたら大問題だよね^^;)

元気無く見えるのは…
「じゃぁ、出してみましょうか?」
再度その仔が私達の前に現れた。

店員さんに抱かれている姿は、落ち着いているけど、
シッポが前回とは比べ物にならない程、回転していた(笑)

「この前は閉店直前だったんですよね?かなり眠かったんだと思いますよ。
すっごい甘えん坊で元気です(^-^)」


なるほど、落ち着いて膝に乗ってるけど、
振り回してるシッポがバンバン当たって痛いわ(^^;
旦那にダッコされると立ち上がって顔のそばで鼻をヒクヒクさせていた。
ボーっとしてるけど、
嬉しそうにあいさつしてくれるその姿は、とてもかわいくて元気に見えた。

店員さんはダッコが済んだ私達からその仔を受け取ると、
「おまえ、もう行っちゃうのか? お家の仔になるか?」
と話しかけた。
その仔は、店員さんの鼻をペロッとひと舐めした。
「お家の仔になりたいそうです(^-^)」

【キミがいい。偏】に続く☆


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